4月下旬からスリランカのタマリンドツリーガーデンリゾートで、1週間アーユルヴェーダを受けてきました。
スリランカ訪問は今回で9回目。アーユルヴェーダのトリートメントも、4〜5年前からほぼ毎月続けています。そんな私が、現地で見て・感じて・体験したことを、シータヒーリングの観点も交えながら、シリーズ形式でまとめてみようと思います。
「スリランカでのアーユルヴェーダ滞在に興味はあるけれど、どこを選べばいいかわからない」という方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
まずは、「なぜタマリンドツリーガーデンリゾートを選んだのか?」というところから。
アーユルヴェーダとは
アーユルヴェーダは、約5000年の歴史をもつインド・スリランカ発祥の伝統医療です。サンスクリット語で「アーユル(生命)」+「ヴェーダ(知識・科学)」、つまり「生命の科学」。
その目的はシンプルで、「健康な人の健康を守り、病気を治す」という2点に集約されます。
日本ではエステの一種として捉えられることも多いアーユルヴェーダですが、本来はもっと深いもの。食事、睡眠、呼吸、感情、気候との付き合い方まで含めて、“どう生きるか”を整える智慧です。
スリランカでは、アーユルヴェーダが今も暮らしの中に自然に根付いています。体質(ドーシャ)に合わせて食べるものを選んだり、体調を崩したときにハーブやオイルを使ったり。
私には現地に友人ファミリーがいるのですが、以前娘ちゃんのピアスホールが膿んでしまった時、病院でもなく、市販薬でもなく、殺菌・抗炎症作用のあるハーブの小枝を、穴にぷすっと差していたんです。
これが、スリランカの日常です。
私たち人間が大昔からそうしてきたように、自然界にあるものと、自分自身の意識・行動の持ち方で自らを整える。それがアーユルヴェーダの哲学だと、私は捉えています。
なぜスリランカでアーユルヴェーダを受けようと思ったのか
そもそも、今回のスリランカ訪問は最初からアーユルヴェーダ目的だったわけではありません。
年明け頃、突然おりてきた「スリランカに行かねば!!!!」という強烈な直感に突き動かされて決めたもの。
(詳しい経緯はこちらに書いています。)
これまでは現地の友人ファミリーを訪問することが主な目的でしたが、今回のテーマは「余白をもつ」こと。心身のリラックスと浄化のため、アーユルヴェーダにフォーカスする旅にしました。
そして、今回の滞在先として選んだのは、タマリンドツリーガーデンリゾート。
元々はトランジットや出入国時の一時滞在ホテルとしての運営がメインだったようで、アーユルヴェーダ施設を兼ねるようになったのはほんのここ最近。そのせいか、日本語の口コミはほぼ見つからず。私が日本でお世話になっているセラピストさん(スリランカのアーユルヴェーダ施設にも精通した方)も、ここは知らなかったくらい、完全な穴場リゾートです。
結果的には、ここを選んでよかったなと思います。

タマリンドツリーガーデンリゾートを選んだ決め手
私がタマリンドツリーガーデンリゾートを選んだ決め手は、①立地の良さ、②ドクターのレベルの高さ、③環境の良さの3点です。
①立地_空港から10分という、日本人にとって最高の立地
タマリンドツリーガーデンリゾートは、バンダラナイケ国際空港から車で約10分の場所にあります。
滞在期間が短く、フライトも長い日本人がアーユルヴェーダリゾートを選ぶ上で重要な要素は何かと考えた時、個人的には空港からの近さが挙げられると思います。
実は、質の高い本格的なアーユルヴェーダ施設は、空港から3~4時間かかるような田舎に点在しているそう。ただ、日本からスリランカは直行便でも最速9時間。飛行機移動はアーユルヴェーダ的に「ヴァータ(風のエネルギー)を乱す」とされており、長距離フライトで疲弊した状態から、さらに数時間かけて施設へ移動するとなると、移動だけで相当消耗します。
しかも移動に時間をとられた分、治療期間も短くなる。帰りも同じことが起きる。せっかくのリトリートが、移動疲れに挟まれてしまうわけです。
数週間という長期で滞在するのが基本のヨーロピアンは、入国・出国時に空港近くで1泊し、そこから数時間かけて施設に移動しても、十分な治療期間が確保できるのですが、日本人がそれだけの期間を確保するのは正直ハードルが高いと思います。
(実際、同時期に滞在していた日本人ゲストのほとんどが、私と同じ1週間の日程でした。)
「短い期間でも、ちゃんと効果を感じたい」と思うなら、移動の負荷を極力減らすことが大切。その点で、タマリンドツリーの立地は最高です。
なお、空港近くには他にも日本人向けを謳うアーユルヴェーダ施設がありますが、セラピストの技術・ホスピタリティ・食事など、価格帯に見合っていないのでは?という評判も耳にしていたため、今回は検討対象外にしました。(ただ、英語が全くダメという方には、そちらの方が良いかも。)

②ドクターのレベル_「よくこれだけ揃えたな」と思うほどの顔ぶれ
タマリンドツリーガーデンリゾートは、常駐ドクター2名+コンサルタントドクター3名という体制。
初回のロングコンサルテーション(問診)は45分と、しっかり時間をかけてくれます。私が過去に滞在した別施設では、初回コンサルも20分程度だったので、タマリンドツリーは丁寧に進めてくれるんだなという印象でした。
そして、この初回問診を担当してくれるのは、コンサルタントドクターたちなのですが、「よくこれだけの人材を揃えられましたね」と感嘆するほどの顔ぶれ。
【コンサルタントドクター】
◇産科・婦人科分野の第一人者として、国内外で活躍するドクター
◇スリランカで最年少のアーユルヴェーダ教授になり、WHOのシニアコンサルタントも務めるドクター
◇スリランカ/インド双方の大学で学びを深め、メンタルヘルス領域を専門とするドクター
タマリンドツリーに滞在するだけで、これらのドクターの問診が受けられるというのは、とてもラッキーだと思います。
③環境_深い緑の世界
タマリンドツリーガーデンリゾートのHPを見ると、空港から至近でありつつ、施設内は緑豊かで美しい様子がうかがえます。私はこれまで30ヶ国以上訪れたことがありますが、その中でもスリランカの自然の美しさは抜群だと思っていて、滞在するたびに植物の美しさ、そのエネルギーの高さに感動します。
なので、この施設のフォレストリゾートっぽい雰囲気も、滞在先として惹かれるポイントでした。
ちなみに最初は、ベントタというビーチエリアにあるアーユルヴェーダ施設も候補に入れていました。(海を眺めながらのアーユルヴェーダって最高じゃないですか?)
ただ、海沿いは風が強く、湿度が高いこともあるため、治療内容によっては内陸部の方が適している場合もあるようです。今回は結果的に内陸を選びましたが、過ごし方を工夫すれば海沿いでも特に問題ないと思うので、これはお好みで。
まとめ
立地・ドクター・環境、この3つが揃ったアーユルヴェーダリゾートは、日本人にとってそう多くはないと思います。特に、「貴重な滞在期間を、できるだけ治療に充てたい」という方には、移動負荷が少なく、質の高い医療体制が整ったタマリンドツリーガーデンリゾートは、有力な選択肢になるのではと思います。
次の記事では、実際の施設の様子・食事・アクティビティ・日本人として気になるポイントなど、タマリンドツリーのリアルな様子を書いていこうと思います。

