スリランカでアーユルヴェーダ体験②|タマリンドツリーガーデンリゾートはどんなところ?

アーユルヴェーダ

前回の記事では、タマリンドツリーガーデンリゾートを選んだ3つの決め手についてお伝えしました。今回は、「タマリンドツリーって実際どんな所なの?」という観点でまとめてみます。

普通の旅行と異なり、アーユルヴェーダ滞在中は基本的にリゾート内で過ごすことになるので、施設のクオリティは滞在の快適さ、場合によっては治療効果にも大いに影響します。(せっかくトリートメントで癒されても、それ以外の時間でストレスが溜まると勿体ないですもんね。)
今後タマリンドツリーでの滞在を検討する方の参考になればと思い、良い点もイマイチだった点も、素直に書いています。

タマリンドツリーガーデンリゾートの施設の様子は?

広々したガーデンにヴィラが点在
お馬くん。驚くほどのパッツン前髪(笑)
緑に囲まれたプール。いつもキレイ

総じて、タマリンドツリーガーデンリゾートの施設全体のクオリティは非常に高いと思います。(過去8回のスリランカ訪問で複数のホテルに泊まってきましたが、トップクラスに良かったです。)
衛生面を気にする日本人の目から見ても、リゾート内の各施設・ガーデン・滞在する部屋など、あらゆる場所が快適・清潔に整えられていました。

なかでも、圧巻なのはガーデン。
太陽の光をたっぷり浴びた植物たちがほんっとうに美しく、木々が風に吹かれる様子をぼーっと見るだけでも深く癒されます。マンゴーやタマリンド、ジャックフルーツ、カシューナッツなど、豊かな実をつける木々も、そこかしこに。ヤシの木にいたっては、敷地内になんと250本もあるそう。

美しい植物たちは施設の彩りにも活用されています。レストランのテーブルやアーユルヴェーダ棟、レセプションには、数日おきに季節のお花が飾られていて、目を楽しませてくれました。滞在時期は宿泊客がすごく少なかったのですが、それでもこういった細やかな気遣いを続けてくれるのが、素直に嬉しかったです。

また、溢れる緑の間を、沢山の鳥やリス、蝶、オオトカゲなどが思い思いに過ごしている様子も素敵でした。スリランカは動植物と共生するのが当たり前なので、動物たちも警戒心が薄い感じ。20~30cmの距離で逃げない子もいたので、鳥やオオトカゲの後を付いていって、しばらく一緒に散歩したりしていました。

そして、リゾート内にはなぜか馬が2頭います。毎日お散歩がてら、広いお庭のどこかにいる彼らに会いに行って、彼らを撫でながらボーっと自然を眺めているのが、至福の時間でした。(馬の周囲にスタッフはいません。大人しい子たちですが、触る場合はご注意&自己責任で。)

スタッフたちもフレンドリーで、遠目にすれ違うだけでもニッコリしてくれます。
あるスタッフは大量の落ち葉を丁寧に集めていたり、また別のスタッフはプールの葉っぱやゴミを真剣に取り除いていたり、役割に真摯に向き合っている感じも好印象でした。

アーユルヴェーダ棟への道
ヨガセンター
お庭のあちこちに、植物からのギフトが

タマリンドツリーガーデンリゾートのお部屋の様子は?

タマリンドツリーのアーユルヴェーダ客用のヴィラは新しく、リビング・寝室・バスルームが分かれていて、かつ各部屋がかなり広々していたので、本当に快適でした。(ベッドはクイーンサイズなので、気持ちよくゴロンゴロンしてました笑)

エアコンやホットシャワーも完備。シャワーの水圧も日本並み!
ちなみに、スリランカでエアコンやホットシャワーの設備は当たり前ではありません。ホテルによっては、グレードの高い部屋だけについていたり、そもそも扇風機・水シャワーの部屋しかなかったり、シャワーの水圧が頼りなかったりも、当たり前にあります。

また、滞在中に知り合った他のお客さんと話したい時、部屋にリビングがあるのが何気に便利でした。1日2回のトリートメントで、滞在中はどうしてもシャワーや着替えの回数が増え、バスルームと直結している寝室は散らかりがちになります。そんな時でも、リビングはキレイに保てるので、他の滞在者と話したい時に気楽に招けました。

広々ベッドで快適な寝室
リビングは来客や読書に便利
バスルームもピカピカ!

あと、何気にすごいなと感じたのは、ルームクリーニングの質の高さ。
実は初日のチェックインの時、洗面台に数本髪の毛が落ちていて、「うーん、スリランカクオリティかな…」と少し残念に思ったのですが、それ以降は完璧。毎日きちんと清掃されて、ベッドシーツもピシッと整えられ、ベッドスロー(足元の飾り布)を毎日異なる可愛い模様にアレンジしてくれる細やかさ。何度か会った男性のクリーニングスタッフは、ストイックな雰囲気で、プロ意識が高そうな感じでした。

少し気になる点があるとしたら、お部屋の屋根から「ドンッ!」という着地音と、「タタタタッ!」という足音がちょくちょくしたこと。恐らく何かの小動物だと思いますが、意外と大きめの音なので、夜寝る時などは少し気になるかもしれません。
また、日中や夜に、リゾート外からスリランカミュージックが爆音で聞こえてくることもありましたが、この辺はご愛嬌で(笑)

他の滞在者からも、「お部屋快適だね~」という話はよく出ていたので、長期滞在する方でも、ストレスなく過ごせる環境になっていると思います。

リゾートで提供されるアーユルヴェーダ食は?

滞在中は、1日3回アーユルヴェーダ食が提供されます。リゾート内のベジタブルガーデンで採れる食材が多数使われているのですが、日本のスーパーで買う野菜とは、エネルギーが段違い。
「わたしたち!エネルギーに!満ちています!」という感じ。
なかでも、チーフシェフの作る料理は、見た瞬間に分かるぐらい、抜群に高いエネルギー。彼はいつもニコニコで、料理をすることも、食べて喜んでもらうことも、両方楽しんでいる人。「誰がどんな気持ちで作るかで、料理ってこんなに変わるんだ」と改めて感じさせてくれました。チーフ・サブの両シェフはつい最近までドバイで活躍していたそうで、見栄えもハイクオリティ◎

メインのプレート。栄養たっぷりで美味しい
朝食に付くベイクドフルーツ
ランチでは日替わりのデザートも。これは黒糖風味のお団子

食事の内容は、毎回食材も味付けも調理法も工夫されているので、私は飽きることがなかったです。(元々、スリランカ料理が好きということもある。)
基本は菜食で、肉・魚・卵は不使用(クッキングデモや、フェアウェルディナーは別)。ほとんどの料理にココナッツオイル・ココナッツミルクが使用されているので、苦手な方にはきつく感じるかもしれません。

実際、滞在者のなかで、どうしてもココナッツミルクが苦手という方がいました。彼女が思いきってシェフに相談したところ、なんと次の食事から彼女の分だけ他の調理法で対応してくれるように!「君にはちゃーんとココナッツミルク無しにしたよ!」とニッコリのシェフ。
毎食1人分だけ変えるなんて、相当手間がかかるはず。それを笑顔でやってくれるなんて、ここのホスピタリティはすごいな、と感動しました。

こんな感じで、タマリンドツリーガーデンリゾートの食事は、とってもオススメです。
ちなみに、食事は全員同じメニューが出てきます。デトックスが進んでいない段階では、ドーシャ別に食事を変えてもそれほど大きな差はない、というのがその理由だそうです。

施設内でとれるカシューナッツ。こんなふうに生育してる知らなかった
チーフシェフ。料理の腕もホスピタリティもピカイチ!
「マンゴー食べたい」とシェフにおねだりしたら、「施設内のは未成熟だから」とわざわざ取り寄せてくれた!

滞在中のアクティビティは?

タマリンドツリーガーデンリゾートは、アクティビティも豊富。
今回の6泊滞在では毎日1~2個のアクティビティが組まれていて、ドクターの問診+午前・午後のトリートメントもあるので、想像以上に忙しかったです。
スケジュールも日ごとに変わるため、毎日ちゃんと予定を確認して動く必要があり、「リトリートだからのんびりできる」と思っていると少し驚くかもしれません。

【今回滞在したアクティビティ】
・ヨガレッスン(1h)
・ハーブティーテイスティング(30m)
・クッキングデモンストレーション(1.5h)
・アーユルヴェーダレクチャー(1h)


・サリー体験(20m)
・フェアウェルディナー(1.5h)
・ラグーンボートツアー(3h)
・ネゴンボシティーツアー(3h)

個人的に一番よかったのは、クッキングデモンストレーション。ガーデンの緑に囲まれながら伝統的なスリランカ料理の調理を見学し、出来立てをその場でいただけます。漂うスパイスの香り(めちゃくちゃ良いにおいなんです…!)で食欲が刺激され、いつも以上においしく感じました。
施設外に出るボートツアーは自然がとっても美しかったですし(日焼け対策は入念に!)、ネゴンボツアーはお買い物タイムを満喫できました。(お土産の購入は、ぜひこのタイミングで!)
ちなみに、ツアー開始直後に「で、どこ行きたい?」とドライバーさんに聞かれたので、「案内してくれるんじゃないの!?」と驚きつつ、ビーチ・スーパー・ファーマシーをリクエスト。行き先は柔軟に決めて良さそうです。

一方で、正直「うーん」と思ったアクティビティもありました。
アーユルヴェーダレクチャーは、私を含めなぜかシロダーラ直後に入っているスケジュールの方が多く(しかもマンツーマン開催)、頭を休めてぼーっと過ごすべき時間に英語で講義を受けるのは、効果的にどうなんだろう?と個人的には違和感がありました。(シロダーラは、直後の過ごし方によっては体調不良を招く可能性があります。)
サリー体験も、いきなりレセプションスタッフが部屋に現れ、「今からサリー着るから服脱いで、この肌着を着て」と指示される形で開始。色やサイズも選べず、土足*で寝室まで上がられ、黙々と着付け。小柄な私には長すぎて、歩くたびに引っかかる裾の長さ…と結構残念な感じでした。
*ルームクリーニングのスタッフは、全員ちゃんと脱いで上がってくれます(スリランカは、日本同様、室内は靴を脱ぐ文化です)

クッキングデモの食材たち
ラグーンボートツアー。湖面に映る緑がキレイ
ハーブティーテイスティング。気に入ったものはシティーツアーの際に購入できます

アクティビティはスキップしようと思えばできますし、順番を変更してもらうこともできます。
なぜか分かりませんが、多くのアクティビティは1~2名開催で組まれていたので、仲良くなった他の滞在者とバラバラのスケジュールになっていることも多々。そういう時も、一緒にツアーに行きたい等とリクエストすれば、調整してもらえるので、遠慮しすぎず相談してみるのがお勧めです◎

日本人目線で気になるポイント(虫や通信環境、英語は?)

日本人が気になりやすそうなポイントについても、少しまとめてみます。

虫:部屋の中は驚くほど快適。屋外は”スリランカ仕様”

熱帯の国・スリランカ。自然豊かなリゾートとなれば、虫が気になる方も多いと思います。
正直に言いましょう、います。でも、思ったよりずっと快適でした。

滞在するヴィラは密閉性が高く、玄関ドア付近に小さな蟻が少しいたくらい。部屋の中では蚊・ハエ・ゴキブリ、その他の虫は見かけませんでした。これ、スリランカでは決して”普通”ではなく、一般的なホテルに比べると、圧倒的に虫が少ないと感じました。

問題は屋外とレストラン。
食事中はほぼ確実にハエが飛んでいて、料理に止まろうとすることもしばしば。都度手で払いながら食べることになります。私はスリランカ9回目ということもあって、もはや気にならなくなりましたが、初めての方は嫌だなと感じるかも。ただ、これはタマリンドツリーの問題ではなく、どれだけ高級なホテルでも同じです。スリランカの自然環境として、あらかじめ心得ておくのが正解。
また、蚊は屋外ではそれなりにいて、暑さがゆるむ夕方以降には数を増す印象。蚊よけ対策は入念に。

ネット環境:屋内外ともに良好

施設内にはWi-Fiが完備されており、部屋はもちろん、広大なお庭の中でも接続できます。滞在中、私の友人がインスタライブを配信していましたが、大きな支障はなさそうでした。

私自身は空港到着時に、現地最大手の通信会社DialogのSIMを購入していたので、ほぼそちらの回線を使っていました。施設のWi-Fi・Dialogの回線ともに速度は良好で、ネットのストレスを感じる場面はほとんどありませんでした。

英語:「なんとかなる」は人による

タマリンドツリーは日本人向けのアーユルヴェーダパッケージに力を入れているものの、日本人専用ではありません。滞在中は、ドクターやスタッフたちと、意外に多くコミュニケーションを取ることになるので、それなりに英語が必要です。事前の案内には「翻訳機があるので、英語が苦手でも大丈夫」と言われていたものの、最低限、簡単な日常会話ができるレベルは必要だと感じました。

私自身は、日常会話は多少できるものの、ペラペラではありません。ドクターとのコンサルでは、医療用語が頻出することもあり、よく分からないことも多々。初回のロングコンサルでは途中から翻訳機を使ってもらえましたが、その後の毎日のコンサルは翻訳機なしが基本で、よっぽど分からない時だけリクエストして翻訳機を使ってもらう、という感じでした。(文章全体が分からないのではなく、特定の医療単語だけが分からないので、翻訳機を使うかどうかが微妙なんです)

また、診察室の外でドクターから処方薬やトリートメントの説明をされる時や、ヨガレッスン、アーユルヴェーダレクチャーなどのアクティビティも、翻訳はありません。もちろん、都度リクエストすれば翻訳機を使ってくれたと思いますが、そうすると1ラリーの会話に相当時間がかかるので、このテンポでずっと会話するのは逆にお互い苦痛だと思います。
とはいえ、全部理解しなきゃというわけではないので、「お互いの要点が伝わってれば、まぁいいや」とおおらかに構えるのがよき。

日焼け:羽織もの等で対策を

スリランカは太陽の恩恵に溢れる国。つまり、日焼けします。
アーユルヴェーダ棟とヴィラは隣接しているので、問診やトリートメントへの往復程度であれば、日焼けはほぼ気にしなくてOK。ただ、ヴィラからレストランまでは数分歩きますし、リゾート内を散歩するなら木陰のないエリアもあるので、ある程度の対策は必要です。
その際、日焼け止めではなく、帽子や羽織ものなどでの対策がお勧め。(日焼け止めの扱いについては、別記事で詳しく書きます)

まとめ

色々書きましたが、総じてタマリンドツリーガーデンリゾートのクオリティは、期待を上回るもので、十分快適なステイができると思います。
一方で、英語力やスケジュールの詰め込み感など、事前に知っておけばより快適に過ごせるポイントもいくつかあるため、この記事が参考になれば嬉しいです。

次回は、実際にかかった費用(宿泊費・航空券・現地で使ったお金)を詳しくまとめます。
「結局いくら必要なの?」が気になる方は、ぜひそちらも読んでみてください。

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