先日パラサイトクレンズについて書きましたが、今回は重金属デトックスのお話です。
私たちの体は、知らず知らずのうちに重金属を蓄積しています。食品や水道水、化粧品、さらには大気中にも微量の重金属が含まれており、日々の生活の中で少しずつ体内に取り込まれているのです。蓄積が進むと、疲労感や肌荒れ、便秘などの軽微な不調から、不妊や鬱、腎障害など、様々な不調・疾病を引き起こします。
そこでお勧めなのが「重金属デトックス」。特に春はデトックスの季節とされ、パラサイトクレンズ(寄生虫駆除)と組み合わせることで、体をリセットする絶好のチャンスです。
※パラサイトクレンズについてはこちら:「春の大掃除~寄生虫クレンズ~」
この記事では、重金属とは何か、デトックスが向いている人、具体的な方法や注意点をお伝えしていきます。
重金属とは?知らずに蓄積する有害物質
重金属とは、比重が4.0以上の金属元素のことを指します。カルシウムやマグネシウム、亜鉛といった、私たちの健全な生命活動に不可欠なミネラルも重金属の一種です。一方、健康に悪影響を与える可能性がある重金属として、以下のようなものが挙げられます。
- 水銀(マグロなどの魚介類・ワクチン・アマルガムの銀歯など)
- 鉛(古い水道管・ペイント・タバコの煙など)
- カドミウム(蓄電池・タバコ・工場排水など)
- アルミニウム(ベーキングパウダー・制汗剤・鍋など) など
これらの有害重金属は、神経系・免疫系・ホルモンバランスに影響を及ぼし、鬱や認知症(アルツハイマー型)、腎機能の低下、骨粗鬆症など、様々な疾病の原因となりえます。更に、有害重金属は寄生虫を引き寄せやすく、体を弱らせてしまうので、ウイルスや細菌にも感染しやすくなってしまいます。よって、パラサイトクレンズをする際は、重金属デトックスも同時に行うのがお勧めです。
また、重金属は体内に入ると、脂肪組織に定着しやすいことが知られています。年齢が上がっていくと、腰回りの脂肪が落ちにくくなって、手足は普通でもお腹だけぽっこり、みたいな体型になる人って多いですよね。ダイエットしてもこの部分だけ中々落ちないというのもあるあるですが、重金属を排出することで、腰回りや下っ腹などの贅肉も落ちやすくなります。(これ、結構嬉しいのでは!?)
他にも、重金属は脳や神経、骨、臓器などにも蓄積されます。こうした重要な組織に蓄積するということは、たとえば胎児や子どもの場合は脳や神経系、骨格などの発達にダイレクトに悪影響が出る可能性があるということです。
日々を心身ともに健やかに過ごすには、重金属を極力摂らないようにするとともに、定期的なデトックスを行うのが大切です。

こんな人は要注意!重金属デトックスが必要なサイン
重金属は、工場排水や廃棄物、大気中の微小粒子、食品や飲料水など、避けて通れない身近なものに含まれています。体内をリーディングすると、重金属はピカピカと細かく光って観えます。
日本人はマグロなどの魚介類を多く摂取するからか、シータヒーリングの創始者であるヴァイアナさんは、日本人の体はどの国の人よりも重金属でピカピカ光っていると言っていたそうです…。私も自分をリーディングしてみると、特に肝臓や右足の骨などにピカピカしたものが観えました。
そして、以下のような症状がある人は、重金属の蓄積が関係している可能性があります。
- 慢性的な疲労感・倦怠感
- 記憶力や集中力の低下
- 肌荒れやシミの増加、アレルギー症状
- 消化不良や便秘
- 情緒不安定 など
上記以外にも、重金属は生殖機能の低下による不妊や流産リスクの増加も招きます。胎児への悪影響も懸念されるため、子供を望んでいる方は、ぜひ重金属デトックスに取り組むことをお勧めします。
重金属デトックス、効果的なやり方は?

重金属は、一旦蓄積されると細胞にしっかり付着してしまい、体外に排出されにくい性質を持ちます。サウナや入浴などで大量に発汗しても、ごく僅かしか排出されないため、積極的にデトックスしてくれる以下のような手法がお勧めです。
【食事】
・キレート作用のある食品を摂る
キレート作用とは、重金属と結合して体外に排出する働きを指します。にんにく・アボカド・ブロッコリー・ほうれん草・りんご・パクチー・緑茶など、様々な食品が該当するので、続けやすいものを積極的に摂っていきましょう。
・アルカリ性の食品
体が酸性に傾くと重金属を取り込みやすくなったり、腸内で悪玉菌が増え、重金属の排出が阻害されてしまいます。体をアルカリ性に保つことで、解毒器官(腎臓・肝臓・腸)の機能を高め、重金属の吸収抑制・排出促進が期待できます。アルカリ性食品として、海藻類・もやし・アスパラ・さつまいも・みかんなど、お手軽なものが多数あります。
【サプリメント】
・アルファリポ酸
強力な抗酸化作用をもち、重金属と結合して排出します。ミトコンドリアのエネルギー生産も助けるので、デトックス中のエネルギー低下も防いでくれます。
・コエンザイムQ10
ミトコンドリアの機能をサポートし、細胞のダメージを軽減。解毒器官(腎臓や肝臓)の機能も強化してくれます。
・カルシウム・マグネシウム
ともに腸や骨への重金属の蓄積を防ぎます。マグネシウムは肝臓のデトックス機能も高めます。
・クロレラ
強力なキレート作用を持ち、水銀や鉛の排出をサポート。解毒を促進する食物繊維やミネラルも豊富に含みます。
・活性炭
腸内で有害物質を吸着し、体外に排出します。水銀や鉛などの重金属にも効果的。
【思考パターンのクリアリング】
重金属の思考パターンは、「偽物の愛」「条件付きの愛」です。幼少期、「あなたを愛しているからよ」と言いながら、親が自分の思う通りにあなたを支配・コントロールしていたり、「愛のムチだ」と厳しい躾や虐待などをしていたとしたら、こうした思考パターンを持っているかもしれません。
「愛を受け取ること」、「自己犠牲で他者の期待・要望に応えること」等のテーマに働きかけましょう。ここがクリアリングされいないと、また重金属を引き寄せてしまいます。
【重金属デトックスの注意点】
・極端なデトックスはしない
重金属を解毒するペースは人それぞれなので、急激にデトックスしすぎないようにしましょう。何をどのぐらい摂取するかは、7層に聴いてから始めるのがお勧めです。
・水分・ミネラルをしっかり摂る
デトックスには水分が不可欠。1日2リットル前後を目安に水を摂取しましょう。また、マグネシウム・亜鉛・セレンなどのミネラルを積極的に補給してください。
・妊娠中・授乳中は控える
デトックス中は体に多少の負荷がかかりますし、排出に向けて毒素が血液中に多く溶け出すので、胎児や乳児にネガティブな影響を与える可能性があります。原則控えましょう。
重金属デトックスの効果

重金属が排出されることで、以下のような様々な良い変化が起こります。
重金属の排出ペースにもよりますが、デトックスを始めて数週間で、以下のような効果を感じる人も多いです。
- 慢性的な疲労感の軽減
- 思考がクリアになり、集中力や記憶力の向上
- 肌の調子が整う、シミしわの改善
- アレルギー症状やアトピーの改善
- 腸内環境が改善されることで便秘・下痢の解消
- ホルモンバランスが整い、感情が安定
- 老化を進めるフリーラジカルの抑制 など
まとめ:春のデトックスで軽やかな体へ
普段はあまり意識することのない重金属。しかし蓄積すると、マグネットのように寄生虫や細菌、ウイルスなど、ネガティブなものを引き寄せてしまいます。体に溜まった重金属を手放すことで、心身のバランスを整え、日々をより健やかに過ごすことができます。
まずは、食事やライフスタイルの見直しから無理なく始め、必要に応じてサプリメントを活用しながら、自分に合った方法で進めていきましょう。体がクリアになると、エネルギーが満ち、思考もスッキリし、本来の自分らしい状態へと戻ることができます。体の内側からスッキリ軽やかになることで、新しい季節をより健康的に迎えましょう!