コントロールを手放し、創造主を信頼する

シータヒーリング

シータヒーリングでは、信頼というのは非常に重要なテーマです。
自分への信頼、他者への信頼、そして創造主への信頼。
今日は、この中でも創造主への信頼について、私自身の体験を交えながらお伝えしたいと思います。

シータヒーリング 創造主への信頼

シータヒーリングでは、創造主がヒーリングを起こし、ヒーラーはそれを観届ける役割を担います。この観届けには、ヒーラーが創造主の存在とその力を信じ、常にサポートされていると信じることが不可欠です。もしその信頼が揺らいでしまい、創造主が自分をサポートしてくれるはずがないと感じると、ヒーリングは起こりません。創造主が力を貸してくれないわけではなく、自分自身がそのサポートを無意識に拒んでしまうのです。

「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があるように、自分でできる努力をしながらも、創造主への信頼を持って委ねることができれば、予想もしない素晴らしいギフトを受け取ることができます。
ここでは、ひとつの実例として私の体験をシェアします。

屋久島でのシータヒーリングセミナー 帰路のハプニング

先日、シータヒーリングのセミナーのために屋久島へ3泊4日の予定で出かけました。
当時、生後8か月の息子は家に残し、夫とベビーシッターさんにお世話をお願いすることに。できるだけ家を空ける期間を短くしたかった私は、セミナー終了後すぐ現地を出発し、その日の夜には東京の自宅に帰れるようスケジュールを組んでいました。

ところが、予想もしないハプニングが起こります。
最終日にセミナーを終えて空港に向かうと、予定していたフライトが1時間遅延するというのです。このフライトは鹿児島経由で東京に向かう最終便で、トランジットは1時間。つまり、屋久島出発が1時間遅れることは致命的です。頭の中は一瞬で緊張状態になりました。

「もし乗り継ぎできない場合、鹿児島空港の近くで泊まって、明日振替便に乗ることになる。ホテルもフライトも早い者勝ちになるから、早く動かないと…!」不安に駆られた私は、焦って動こうとしました。
しかし、その瞬間、ふと自分に「待った」がかかりました。
「いやいや、ちょっと待て。こんな時こそ創造主!たすけて!」と。そして創造主のエネルギーに繋がります。

わたし:「ねぇ創造主、予定通り羽田行の便に乗りたいんだけど、私乗れる?」
創造主:「乗れるよ」
(ちょっと信じがたかった私、再度尋ねてみます)
わたし:「本当に乗れるの…?」
創造主「大丈夫、乗れるよ」
わたし:「そうか、乗れるのか…。じゃあ信じる。創造主、よろしくね!」

そして、ホテルや振替便の予約はストップ。なりゆきを創造主にゆだねることにしました。
最終的にフライトはなんと75分も遅延し、屋久島を離陸できたのは、羽田行の便があと10分で出発するという頃でした。航空会社のHPにも、羽田行は通常通り運行となっていて、とても乗り継ぎできるとは思えません。
「え、これ、もはや終わったのでは…?」と思いつつ、もう一度創造主に尋ねます。

わたし:「ねぇ、創造主。あと10分で羽田行きの便出ちゃうけど、ほんとに乗れるの?私、まだ屋久島にいるのに?」
創造主:「うん、乗れる」
わたし:「………。そうか、乗れるのね」再び腹をくくります。

そして、ハラハラする気持ちを抱え、ついに鹿児島空港に到着。
そこで驚きのアナウンスが。「羽田行きの便は皆さまをお待ちしています」というのです!
なんとフライトは、1時間近く待機してくれていました。
こうして、創造主の言う通り、無事最終便に乗ることができたのです。

新たな試練

なんとか今夜中に帰宅できるとホッとし、少しでも早く家に着きたい私は、機内で自宅までのタクシーを予約しようとします。
ところが。飛行機は激しい雷のため、しばらく羽田上空を旋回。嫌な予感がしてタクシーの予約をストップした瞬間、「雷の影響で着陸できないため、当機はこれより関西国際空港に向かいます」というまさかのアナウンス…。
その時点で、時刻は既に23:30。当初の予定ではもう家に着くはずだったのに、今夜中に帰宅することすら絶望的です。大ショックを受けるとともに、妙に納得している自分もいました。

実は、屋久島空港で創造主とやり取りした際、未来リーディングもしていたので、急いで乗継ぎ便に駆け込む自分の姿が見えていたのですが、その後、羽田に向かう途中で映像が途切れ、未来が空白になっていたのです。乗り継ぎできるかどうかだけに気を取られていたため、その時は深く考えませんでしたが、今更ながら「これがあの空白の正体だったのか!」と納得しました。

創造主への質問は、プログラミングと同じで正確かつ具体的である必要があります。
もし私が最初から、「乗り継ぎ便に乗れるか?」ではなく、「予定通りに帰宅できるか?」と質問していれば、創造主はもっと具体的に色々教えてくれていたでしょう…。

そんなこんなで失意のなか、飛行機は関空に向かいます。機内でぼんやりしていると、ふと息子のことが頭をよぎり、私は再度創造主にチャネリングしました。

わたし:「創造主、あのね、私は明日の朝イチで息子に会いたいの。寂しい思いをしてるだろうから、いつもみたいに『おはよう』って言って、抱きしめてあげたい。それさえ達成できるなら、そこまでの過程は全部任せます。なんとかして!」
(創造主からは、承諾のエネルギーが返ってきましたが、先ほどの反省を踏まえ、念のため問いかけます)
わたし:「私が家に帰れるのは何時?」
創造主:「3時台だよ」

そんな真夜中にどうやって帰るんだと思いましたが、創造主にゆだねると決めたのです。信じて待ちます。
そして関空に到着。羽田から避難してきた便が多く、すぐには乗客の対応を決められないようで、降機は許されません。30分ほど待った頃、アナウンスが流れ、なんと「当機はこれより燃料を補給し、再度羽田に向かいます」と言うのです!

ありがとう創造主!ありがとう航空会社の皆さん!
その時点で既に深夜1時近かったので、この決定には驚きです。(実際、そのまま関空ステイになった便も多数あるようでした。)そして機内で待機し続けること1時間半、燃料補給を終え、深夜2時にやっと離陸。再び羽田へ向かいました。

今度は無事に着陸し、荷物を受け取ってタクシー乗り場へ向かうと既に大行列。ふと思いついて配車アプリを利用したところ、これが大正解。ほんの数分でハイヤー乗り場から乗車でき、なんとか帰宅することができました。時計を見ると、3時58分。創造主の言う通り、本当に3時台に帰り着くことができ、朝イチで息子に会えたのでした。

コントロールを手放す

記事の初めに、「人事を尽くして天命を待つ」ということわざを引用しましたが、今回の場合の人事とは、「コントロールを手放すこと」、つまり「自分では何もしないこと」でした。それこそが、奇跡の連続を生み、最終的に望む結果を引き寄せたのです。
もし私が自分の恐れに負けて、アレコレと状況をコントロールしようとしていたら、先走って手配した振替便に乗らざるをえなかったり、鹿児島のホテルや空港タクシーの高額なキャンセル代を払ったりすることになったかもしれません。

皆さんも、焦って行動を起こした結果、かえって良くない結果になってしまった、という経験は大なり小なりあるのではないでしょうか。自分で考え行動することこそ美徳と思われがちですが、コントロールを手放すことは、無責任になるということではありません。恐れや不安に駆り立てられる自分を抑え、ただただ信頼して身を委ねること、これがその時自分にできるベストな努力である場合もあるのです。

ユニバース(創造主)はいつでも私たちをサポートしてくれています。私たちが望み、信頼して任せさえすれば、最高最善のプロセスで望む結果に導いてくれるでしょう。この記事をご覧になっている皆さんは、自覚があるにしろないにしろ、とてもサイキックな方々のはず。たとえ今は創造主とチャネリングする術を知らなかったとしても、普段からご自分の直感に耳を傾けているだけで、その時必要なサポートを受け取れるはずです。

人生を前進させるには、運頼みも神頼みも、とっても大事ですよ。
いつ動き、いつ委ねるべきか、ぜひご自分の直感を大切になさってくださいね。
また、自分でも創造主とチャネリングしてみたいと思われた方、ぜひシータヒーリングのセミナーにお申込みください。

タイトルとURLをコピーしました